鉄分過多

IRON(鉄分)MANの成分多め(過多)なトライアスロンブログ

TTバイクで空力のいいヘルメットはどれ?【ロードヘルメット編】

インターネットや、雑誌、メーカーの紹介で取り上げられる空力のよさは大抵ロードバイクポジションの場合です。

「じゃあTTバイクに乗ってエアロポジションを取った時、空力がいいのはどれなん?」

という疑問があったので調べてみました。

 

今回はロードヘルメット編です。

ロードヘルメットの定義はロードレースで使えるかどうか。

基準は分かりませんが「TTヘルメット」と呼ばれている物は除外しています。

注目したポイント

・ヘルメットの凹凸

・エアホールの大きさ、数

・ヘルメット後方の形

・ヘルメットの幅

 

ヘルメットの凹凸

ヘルメットを横から見た時、デコボコしていればそれだけ空気抵抗になります。

頭に当たって空気をいかにスムーズに背中へ流すか、ポイントになります。

エアホールの大きさ、数

通気性のため風を取り込む穴が大きく、多くなればそれだけ空気抵抗になります。

といってもエアホール無しでは熱中症のリスクもあるので、空力と快適性のバランスも考慮します。

ヘルメット後方の形

エアロポジションを取って頭を下げた時、ヘルメット後方の形状により、背中へ流れる空気の流れが変わります。

また頭をどの角度にするかによって空気の流れも変わるので、そのヘルメットにあった頭の角度を調べます。

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ヘルメットの幅

「幅が細ければ空気抵抗が小さい」という訳ではないようです。

METのTTヘルメットを見ると分かりますが、幅が広く、まるでトンボのようです。

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しかしこれはヘルメットとライダーの一体感を高める為の設計だと思われます。

ヘルメットの幅が細いと、ヘルメットから流れた空気は体に当たりますが、ヘルメットの面積を増やせば体に沿うように空気が流れるので空力に優れる。ということなんだと思います。

 

検証するヘルメット

エアロポジション研究家(自称)、そしてヘルメットマニアの僕が色々と見て「これ良さそう」と感じた物をピックアップしました。

・【Bontrager】Ballista

・【KASK】UTOPIA

・【Specialized】EVADE Ⅱ

・【LazerBullet

・【Giro】Vanquish

・【Abus】GAMECHANGER

・【Rudy Project】Boost 01

・【SCOTT】Cadence Plus

・【KabutoAero-R1

 

【Bontrager】Ballista

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エアホールは前三つと、頭頂部にひだ状のエアホールがあります。

凹凸はひだ状のエアホール部分。

ヘルメット後方の角度は緩やか。

横幅は細め。

 

エアロポジションテスト

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【KASK】UTOPIA

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正面に三箇所細めのエアホールと、側面と頭頂部にエアホールがあります。

凹凸は側面と頭頂部のエアホール部分です。

ヘルメット後方の角度は急で、頭の鉢の部分まで伸びます。

横幅は細め。

 

エアロポジションテスト

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【Specialized】EVADE Ⅱ

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正面に大きなエアホール三つと、小さい物が二つ。

側面に小さめなエアホールが四つと、頭頂部に一つ。

凹凸は後頭部のエアホール部分。

ヘルメット後方は角度は浅めで、後ろに長い。

横幅は広め。

 

エアロポジションテスト

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【Lazer】Bullet

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正面のエアホールは開閉可能でシチュエーションによって変えられます。

側面には細いエアホールが左右3箇所付いています。

凹凸は正面の開閉可能部分と側面のエアホールに続く部分。

ヘルメット後方の角度は緩やか。

横幅は普通、

 

エアロポジションテスト

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【Giro】Vanquish

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マグネットで着脱可能なバイザーが付いています。

エアホールは前面に4つ空いていて、凹凸は無し。

ヘルメット後方は角度が緩やかで、短い。

横幅は広い。

 

エアロポジションテスト

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【Abus】GAMECHANGER

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正面のエアホールは「こう」を描いています。

側面にはメッシュカバーの付いた小さめのエアホール。

頭頂部にもエアホールがあります。

凹凸は正面のエアホールから続く溝と、後頭部のエアホール部分。

ヘルメット後方は緩やか。

横幅は普通。

 

エアロポジションテスト

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【Rudy Project】Boost 01

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バイザー付きモデルもあります。

正面エアホールは「こう」を描いています。

側面のエアホールは細いものが左右に一つずつ。

後頭部にもエアホールがあります。

凹凸は後頭部のエアホール部分。

ヘルメット後方は急で、短いです。

横幅は普通。

 

エアロポジションテスト

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【SCOTT】Cadence Plus

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正面のエアホールを塞ぐパーツがあります。

正面のエアホールは大きく、4つ。

凹凸は無い。

ヘルメット後方は急です。

横幅は普通。

 

エアロポジションテスト

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Kabuto】Aero-R1

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マグネットで着脱可能なバイザーが付いています。

正面に三つのエアホール。

後頭部に二つと、側面に一つ。

凹凸はエアホール周りの溝。

ヘルメット後方は曲がってなく、短い。

横幅は細い。

 

エアロポジションテスト

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結果

ウィンドトンネルで実験したわけでは無いので、エアロポジション画像を作って検証した結果で判断したいと思います。

ポイントになるのは

・エアホールの数

・幅

・凹凸

・ヘルメット後方の形

このポイントを踏まえて空力が良さそうだと思ったのはEVADE ⅡVanquishです。

 

EVADE Ⅱは「エアホール」「幅広」「ヘルメット後方」の形から判断しました。

EVADE Ⅱはエアホールが色々な場所に設けられていて、それでいて空力的に不利にならない様凹凸を無くしているのでクールでエアロなヘルメットになっていると思います。

またヘルメットを幅広とする事でライダーとバイクの一体感が高まり、ヘルメット後方がショートテールTTヘルメット並みに伸びているので、頭を上げたエアロポジションの時、最大限空力が高まると思います。

しかしヘルメット後方が長い分、頭を上げていれば空力は良いですが、頭を下げると出っ張るので抵抗になるのでポジションには注意が必要です。

 

Vanquish「幅広」「ヘルメット後方」で判断しました。

VanquishはEVADE Ⅱと違い、ヘルメット後方は短くなっていますが、その分頭を下げた時ライダーの凹凸が無くなるので空力がいいと思いました。

ただ頭を下げるという事は視界が狭くなるという事なので、レースなら良いですが、普段の練習で使うのは注意が必要です。

Vanquishに近い形のKabuto Aero-R1はヘルメット後方の伸び方が一直線な為、頭を下げた時出っ張ってしまいます。

それに比べVanquishはヘルメット後方の角度がついているので頭を下げた時、背中までのラインがスムーズです。

 

今回の結果はあくまで僕の感想なので、データ的な証明はないです。

自分のエアロポジションと、今回作成したエアロポジションテストの画像を照らし合わせてみて、ヘルメットを選ぶ時の参考にしてもらえると嬉しいです。

 

 

おわり

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